「竹の楽団」を結成
竹原 20人、楽器手作り
きょう初練習

 竹原市の特定非営利活動法人(NPO法人)「ネットワーク竹原」の呼び掛けで市民約二十人が、手作りの竹製楽器を演奏する「竹の楽団」を結成した。二十二日に、東京を拠点に活動する竹楽器音楽家の柴田旺山さん(四一)を招いて練習を始める。
 団員は、小学生からシルバー世代まで幅広い。二日に町並み保存地区の空き家に集まり、柴田さんの手ほどきを受けて楽器作りから始めた。音階に合わせて真竹を切り、表面を削って調律。木琴のような打楽器マリンバと、竹筒の一方から空気を送り込んで奏でるクロンプットの計六組を作った。
 二十一日には、柴田さんと「ネットワーク竹原」の佐渡泰代表たちが仕上げの微調整をした。二十二日には木製台に取り付けて完成させる。
 楽団結成は、昨年五月の「たけはら竹まつり」で柴田さんが竹楽器作りをしたのがきっかけ。温かく澄んだ音色が好評で、企画した佐渡代表が「自分たちで、あの響きを再現しよう」と、今年に入って団員を募集した。
 一九九六年から九州などで竹楽団の結成を支援し、竹原が六カ所目という柴田さんは「美しい音色を聴いて自然に関心を持ち、いろんな人とのコミュニケーションを楽しんでほしい」と期待する。
 週一回の練習で、まず歌謡曲や童謡に挑戦。保存地区でも今秋も開催予定のライトアップ「憧憬の路」での演奏を目標にしている。

竹製楽器の仕上がりを確かめる柴田さん(中央)と佐渡代表(右端)たち
(中国新聞2004.5.22)